タンパク質が多いドッグフード

愛犬の食事にタンパク質が必須であることはすでに多くの飼い主が承知している情報です。でもどの程度の分量が必要なのか、どんな原料がつかわれているものを選ぶべきか等は、なかなか判断が難しいところです。このような悩みは犬の食性に関する基礎知識を身に付けておくとスムーズに解消する事が出来ます。

タンパク質は犬に必要な栄養素

犬が生きていくためには、水と5大栄養素が必要です。5大栄養素とは、タンパク質、炭水化物、脂肪、ビタミン、ミネラルです。その中でも、身体を作るアミノ酸を含むタンパク質の摂取が特に重要です。

タンパク質の働き

タンパク質は主に筋肉や骨、皮膚や被毛を作る原料となります。さらに、取り入れたタンパク質は体内でアミノ酸に代謝されてエネルギー源にもなります。

タンパク質が不足すると成長不良を起こしたり、被毛が乱れたりします。愛犬がすくすくと成長するためにも、美しい毛並みを維持するためにも、タンパク質は犬の健康には欠かせない成分です。

犬に必要なタンパク質量

良質なドッグフード、高栄養なドッグフードという言葉が飛び交う中で、一体どの程度の品質が適切なのか、どの程度の費用を掛ければ安全、安心な製品を購入できるのか迷うところです。

現状のドッグフードの品質基準はアメリカのAAFCOという機関が定める栄養基準が多くの企業で採用されています。この基準によると犬に必要なタンパク質量を摂取する為には、製品の含有タンパク質量が18%(成長期は22.5%)以上と定められています。ドッグフードを選ぶときは成分表を確認し、最低でもタンパク質が18%以上含むものを選びましょう。

注意すべきはタンパク質の種類

タンパク質が多く含まれているフードならば何でも大丈夫、というわけではありません。実はタンパク質には肉や魚に含まれる動物性タンパク質と小麦や大豆などに含まれる植物性との2種類があります。このタンパク質の種類が非常に重要なのです。

犬の食性に合っているのは動物性タンパク質

犬が本来必要とするタンパク質は当然のことながら動物性です。犬は雑食よりの肉食です。そのため、肉や魚から作られたフードの方が犬の本来の食性には合っているのです。

さらに、動物性タンパク質は、必須アミノ酸という犬の体内では合成できないアミノ酸をバランスよく含んでいます。消化に良い動物性タンパク質は、アミノ酸を効率よく体内に取り組むにはうってつけの食材です。

植物性タンパク質は消化しにくい

小麦や大豆、トウモロコシといった植物性の原料にもタンパク質は含まれています。けれども、肉食に近い犬はあまり植物を消化するのが得意ではありません。必須アミノ酸についても肉や魚に比べるとバランスが良いとはいえません。

実は、前述のAAFCOには、使用されているタンパク質の種類については定めがありません。この盲点をついたのが、安価に調達が可能な大豆や小麦などの穀物を主原料とした製品です。犬が消化しにくい植物性タンパク質がメインですが、AAFCOの基準である18%という数値をクリアしています。このような製品では、犬が本来必要としている栄養を摂取できるとはいえません。

大事なのは量より質

タンパク質は体の維持や成長のためには欠かせない成分です。だからといって単にタンパク質が豊富なフードを与えれば良いというわけではありません。大切なのは、どんな成分がどの程度含まれているかということです。これは、タンパク質の種類の他に、ビタミンやミネラルといった別の成分とのバランスについても同じことがいえます。

タンパク質の量だけに拘らず、質にも十分に目を向けて選びましょう。

参考
高タンパクドッグフード
http://pcmania.jp/~moraz/tools/imcustom.html