業務用ドッグフードのメリット・デメリット

市販のドッグフードは、1kg、3kgといったサイズで販売されている事が一般的ですが、実は各メーカーはペットショップやブリーダー、動物病院に向けて業務用サイズの販売も行っています。業務用サイズは20kg、30kgと容量が大きい代わりに、販売価格が割安になります。インターネット上で販売される事もある業務用ドッグフードのメリット、デメリットについて考えてみましょう。

家庭で使用する場合のメリット

業務用サイズのドッグフードはこれまでメーカーがブリーダーやペット業者、動物病院と直接取引をする場合が多く、一般的なペットショップに並ぶことや飼い主の元へ届く事はありませんでしたが、最近ではインターネットショップなどで取り扱いが増えています。

出費を安く抑えられる

業務用サイズのドッグフードを活用する最大のメリットは、価格の安さです。一般的に販売されている製品に比べ包装コストを大きく削減する事が出来るので、その分価格が2,3割安価に設定されています。もっと安いと通常サイズの半額になるものもあります。
愛犬が大食いで食費がかかって困っているなら、業務用ドッグフードを購入する手もありです。

多頭飼いの人には便利

大型犬や多頭飼いをしている人など、一度に大量のドッグフードを買いたい人にも業務用ドッグフードは非常に便利です。
通常サイズならば何袋も購入しなければなりませんが、業務用ならば一袋買うだけで十分に足りるでしょう。通販を利用すれば、重いフードを何度も家へ運ぶ手間も省けます。

家庭で使用する場合のデメリット

広い保管スペースが必要

業務用ドッグフードを家庭で使用する場合のデメリットは、その容量の大きさから保管場所に困るという点です。大袋のままだと引き出しに入れて保管することができません。また、市販のフードストッカーに内容量全てを入れることは難しいでしょう。真空パックに入れて小分けにすることもできますが、やはりかさばりますし、何より手間がかかります。

長期保存には向かない

ドッグフードは開封する事で酸化が進み品質が劣化し、風味も希薄になります。開封後数か月経過してしまってからでは、愛犬も食欲が湧きませんし健康にも良くありません。開封後一か月ほどを目安に食べきることが理想的です。

ところが、業務用ドッグフードは内容量が多いために、多頭飼いでもない限り一ヶ月で全部食べ切ることは非常に難しいです。腐っていないから、カビが生えていないから、といって開封してから何カ月も経ったフードを与え続けると、愛犬の健康を損ねてしまう可能性もあります。

パッケージが市販のものと異なる

業務用ドッグフードは、あくまでも業務での使用を想定しているため、通常サイズのドッグフードとパッケージが異なる作りをしています。
例えば、普通のドッグフードの場合は利便性や消費者の購買意欲を高めるために、

  • 開閉部にジッパーがついている
  • 市販品同様のカラフルなパッケージに封入されている
  • 密閉度の高い特殊加工されたパッケージ素材を使用している
  • 年齢に応じたフードの適量や与え方など詳しく記載されていない

という工夫がされていることが多いです。しかし、業務用の場合はこれらの工夫がされておらず、包装が簡易なものであることが多いようです。製品の中には麻袋や穀類の包装に用いられる紙製のパッケージを使用している物も見受けられます。遮光性や密封性が普通のドッグフードよりも劣ってしまうというというメリットが考えられます。

業務用ドッグフードを購入する場合の注意点

業務用ドッグフードを、インターネットを通じて購入する場合は安易に価格だけで判断する事の無いように注意が必要です。
購入前に以下の点をしっかりと確認しましょう。

  • 賞味期限内に食べきれるか
  • 配送方法は適切か(高額な送料が生じると通常サイズの方が安いことがあります)
  • 国内販売用正規品かどうか(中には海外からの並行輸入品を業務用サイズと謳い販売している製品もあります)
  • メーカー廃盤品などではないか(単純にドッグフードが古い可能性があります)

愛犬の健康と食事はとても密接な関係に成り立っています。健康で長生きを目指すためにも日々の食事は安全、安心な製品を選んであげましょう。

多頭飼いやシェアには便利な業務用ドッグフード

業務用ドッグフードのメリットやデメリットについて考えてみると、業務用ドッグフードにはデメリットが多いように見えます。ですが、業務用ドッグフードの中にも優れた製品はたくさんあります。業務用とはいえドッグフードそのものの品質が変るわけではありません。複数の犬を飼っていてたくさんのフードが必要な方は、安く手に入れることができます。

犬を一匹しか飼っていないという方でも、正しく保管したり早めに食べきったりするなど、業務用ならではのデメリットを克服すれば、十分に活用できます。複数の友達と一緒に購入し、シェアすることで早めに使い切るという方法もあります。

業務用ドッグフードのメリットとデメリットをしっかりと理解し、上手に活用しましょう。