缶詰ドッグフードのメリット

愛犬の食欲が不安定、好き嫌いが激しい、ドッグフードに飽きてしまうという場合、缶詰ドッグフードをトッピングするというご家庭も多いでしょう。缶詰ドッグフードには賛否両論がありますが上手に活用すれば愛犬の健康にプラスになるものです。

缶詰ドッグフードのメリット

缶詰のドッグフードはウェットタイプのドッグフードです。ドライフードには無いメリットの他に、パウチやアルミパックに入ったウェットフードにはないメリットもあります。

未開封時の賞味期限が長い

缶詰ドッグフードは、未開封に限り長期の保存が可能です。製品にもよりますが、1~3年ほどもつものもあります。そのため、買い置きに最も適しています。また、フードが足りない時や災害時などの緊急時に備えてストックしておくことも可能です。

ただし、開封後の賞味期限は他のウェットフード同様に短くなります。可能であればその日のうちに使い切ってください。

水分量が多い

水分量が多ければ多いほど、より腐りやすくなります。ドライフードは微生物や細菌の繁殖を防ぐために水分量を10%以下に抑えられます。缶詰は密閉保存し、加熱殺菌処理をすることによって、中身が腐らないような構造になっています。そのため、缶詰ならば水分量が多いウェットフードでも長期の保管が可能になるのです。

水分量が多い食事は、食事をしながら同時に水分も摂取することができることが大きな利点です。また、水分量が多いと柔らかい仕上がりになり、より素材そのものに近い食感になります。

栄養価が高め

缶詰のドッグフードはタンパク質が豊富な肉や魚が中心のフードが多いです。ドライフードに使われがちなトウモロコシや小麦などの穀物が主原料であることは稀です。

肉や魚は動物性の原料で、本来の犬の食性に近い素材です。犬に最も必要な栄養素である動物性タンパク質が主原料となっている缶詰ドッグフードは、栄養価が高いといえます。

缶詰ドッグフードの上手な活用法

缶詰ドッグフードを活用する際はその目的をまず考えてあげると、どのような製品を選ぶべきかスムーズに決めることが出来ます。

愛犬の食欲不振を改善する

缶詰ドッグフードの魅力は何よりその高い嗜好性です。缶を開けた瞬間に強い風味が漂い愛犬の食欲を刺激します。またその風味もバリエーションが豊富で、食にこだわりの強い小型犬の食事メニューのアレンジに重宝します。

食欲の問題は高齢犬、病中病後の回復期にある犬の食欲安定にも大いに効果があります。缶詰ドッグフードでも食いつきが不安定になる場合は、軽く加熱をしてから与えると風味が戻り、より嗜好性を高める効果があります。

慢性的な摂取水分量不足を改善する

日ごろドライフードを主食としているほぼすべての犬は摂取水分量不足から慢性的な便秘や新陳代謝の劣化という問題を抱えています。缶詰ドッグフードには60~80%もの水分が含まれています。缶詰ドッグフードを活用することで愛犬の摂取水分量はとても簡単に増やすことが出来ます。便秘が気になる場合には敬遠せずに缶詰ドッグフードのトッピングを取り入れてみましょう。

老犬や子犬への給餌

水分量が多い缶詰ドッグフードは、ドライフードよりも柔らかくできています。そのため、歯の弱い老犬や歯が未発達な子犬でも食べやすいのです。そのうえ、消化吸収もしやすいので、胃腸が衰えてきた老犬や未成熟な子犬に特におすすめです。

缶詰ドッグフードの注意点

缶詰ドッグフードのメリットや、そのメリットを生かした活用方法を紹介しましたが、いくつか注意点があります。この注意点も頭に入れた上で缶詰ドッグフードを活用しましょう。

添加物に注意

缶詰ドッグフードは嗜好性、風味、見た目を重視し、かつ安価に製造するという課題があります。そのため、中には品質の悪い原材料、愛犬の健康に好ましくない添加物を配合している製品もあります。購入する際は必ず原材料表示欄を確認し、愛犬の健康に好ましくない添加物や保存料の配合がないか、必要としている動物性たんぱく質が配合されているか、原材料の内容と価格の整合性が取れているかを確認しましょう。

栄養が偏りがち

缶詰ドッグフードのほとんどは、一般食や副食といういわゆるおかずに分類されます。そのため、缶詰ドッグフードのみだと、犬に必要な栄養素の全てをカバーできない可能性があります。

栄養の偏りをふせぐためにも、総合栄養食の記載がある製品を選んだり、缶詰ドッグフードの使用頻度を低くしたりしましょう。

ドライフードを食べなくなることがある

嗜好性の高い缶詰ドッグフードは犬にとって美味しいものです。缶詰ドッグフードの味に慣れてしまうと、ドライフードを味気なく感じてしまうようになり、ドライフードを食べなくなってしまう可能性があります。

ドライフードと併用したい方は、あくまでご馳走という認識を愛犬に持たせてあげるためにも週に1~2回程度の使用に止めておきましょう。

メリットとデメリットを理解して上手に活用

缶詰ドッグフードは保管しやすく嗜好性も高いというメリットがあるため、非常に便利なドッグフードです。しかし、与え過ぎると栄養の偏りや添加物の危険性など注意が必要な部分もあります。缶詰ドッグフードのメリットもデメリットも理解したうえで、目的に合わせて上手に利用するようにしましょう。